泌尿器科のカントン包茎の治療内容「整復」と「手術」の内容

カントン包茎の治療で行われる整復とは

カントン包茎は、無理に包茎の状態を解消しようと皮をむいたり、皮の上下運動などによって亀頭が露出した時に元に戻らなくなってしまうために包皮が陰茎の亀頭部分を締め付けた状態になることです。包皮の口の部分が極端に狭いために、輪ゴムで締め付けられたような状態になってしまい、包皮が腫れてしまいます。

放置しておくと亀頭への血流が悪くなり、組織が壊死してしまうこともあり、治療が必要です。カントン包茎の治療では、初めに手で皮をもとの位置に戻す整復を行います。腫れが少なければ、医師が整復で元に戻すことができ、腫れが強い場合は腫れをおさえてから整復を行うことになります。

痛みが強い場合には、陰茎に麻酔を打つなど痛みを取り除き、場合によっては陰茎にたまっている水を注射器で抜く治療を行うこともあります。整復を行うことができないカントン包茎と判断されると、亀頭の組織が壊死してしまうことを防ぐために手術を行います。

カントン包茎の治療で行われる手術とは

カントン包茎で包皮が亀頭や陰茎を強く締め付けて血行が悪くなっているのに皮を整復で元に戻すことができない場合やカントン包茎を解消したい場合などには、手術を行います。手術では、余っている皮を取り除くとともに、狭くなっている包皮の口の部分を小さく切開して広げ、適切な形や大きさになるように縫い合わせていく手術が一般的に行われます。

カントン包茎の手術では局部麻酔をかけて行うため、手術中に痛みを感じることは無く、手術時間も短いので日帰りでの手術が可能です。施術後は、施術部位に水が掛からないようにビニール袋などを掛けてシャワーを浴びることができ、3日程度経過した後は、普通にシャワーを浴びることができます。

術後の痛みはありますが、薬で痛みのコントロールをすることができるので、術後に激痛があるということは無く通常の日常生活が可能です。女性とのかかわりについては、術後1か月程度は控えることが必要となります。

まとめ

カントン包茎で、亀頭や陰茎が締め付けられて強い痛みや血行障害が起きた場合には、皮を手で元の位置に戻す整復や手術が必要になります。強い痛みや亀頭が壊死してしまうリスクがあるカントン包茎は、緊急の治療が必要になる前に、手術などの治療を行いなおしておくことをおすすめします。

男性専用のクリニックなら、症例数が多く、技術力も高いことが多いため、見た目も機能も回復することができ、カントン包茎のリスクから解放されて自分に自信を持つことができるようになります。